富士通は、気象庁の地域気象観測システム(アメダス)の処理システムを刷新したと発表した。
今回の刷新では、「アメダス」の気象観測データの集信頻度と品質向上を実現するため、富士通の高性能プロセッサ搭載のUNIXサーバ「SPARC M10-1」など、最新機器へ更新する。これによって集信頻度を従来の10分ごとから1分ごとになる。
これによってきめ細かい気象状況の変化を把握でき、精度の高い気象情報の提供が可能となる。加えて、気象観測データの自動解析プログラムに不自然な気象観測データの自動検知機能を追加することで、観測データの品質向上と業務効率化も図る。
また、GUIを約200カ所改良し、誤操作を防いで少ない操作で業務を遂行可能とした。