米大手部品 デルファイ、営業利益は2%増…第1四半期

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デルファイの自動運転車(アウディQ5)
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米国の大手自動車部品メーカー、デルファイ・オートモーティブ(以下、デルファイ)は4月30日、2015年第1四半期(1-3月)の決算を発表した。

デルファイは、もともとGMの部品製造子会社。1999年にGMから分社し、独立した企業となった。しかし、2000年代に入って経営状態が悪化。2005年10月、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条の適用を申請し、事実上、経営破綻した。その後、経営再建を進め、2011年11月、米国ニューヨークの証券取引所に再上場を果たしている。

今回、発表された2015年第1四半期の決算では、売上高が38億ドル(約4541億円)。前年同期に対して、3%の減少となった。一方、第1四半期の調整後の営業利益は、4億7200万ドル(約564億円)。前年同期に対して、2%増えた。

減収となった背景は、為替相場の影響が大きい。そんな中、第1四半期の売り上げ伸び率は、アジアが15%増、北米が7%増、欧州が2%増。南米の16%減を補った。

デルファイのケビン・クラーク社長兼CEOは、「力強い決算は、我々の戦略が確かな成長をもたらしていることの証」と述べている。

《森脇稔》

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