内務省は、テロ防止法に基づき逮捕、拘束している107人の容疑者について、当人の動きを監視する電子機器(EMD)の装着を条件に、釈放する方針だ。ザ・サンが報じた。
アハマド・ザヒド内相によると、関連法が成立した後の7月以降、EMDを正式導入する。
EMDは足首に巻く防水型機器で、GPS(全地球測位システム)や当人が住む家屋などに設置したシステムで監視する。24時間装着のため、現在位置が常に把握される。終生監視ではなく、一定期間を経た後、監視はなくなる。
しかし機器に改変を加えたり、勝手に外したりした場合、自動的に警察に通報が行き、直ちに逮捕される。システムの運用は外部に委託する。
EMDは既に数カ国で採用されているが、容疑者の家族からの協力の欠如、扱い方の知識不足などによる問題が浮上している。