首都圏クランバレーにおける大量高速輸送(MRT)2号線(スンガイブロー-プトラジャヤ間)は、来年第1四半期に着工する。路線の77%が政府所有地に建設される予定だ。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
MRTプロジェクトを管轄するMRTコープの戦略的広報部のアブドル・ラザク部長によると、コスト削減を図りながら利便性など多方面で優れた路線の建設を目指している。77%は政府所有地を利用するが、600ヘクタールは土地を買収した建設となる。
MRT2号線の全長は、52.2キロメートル。▽スンガイブロー▽ケポン▽ジンジャン▽ジャラン・イポー▽ホスピタル・クアラルンプール▽セルダン▽スンガイベシ▽バンダル・マレーシア▽サイバージャヤ▽プトラジャヤ--をつなぐ。36の駅が設置される。うち25カ所が高架駅で、11カ所が地下駅となる。始点から終点までの所要時間は、84-100分になると見込まれている。2022年の完成が見込まれている。また、13階立ての自家用車を駐車して公共交通機関を利用する「パーク・アンド・ライド」の施設も建設される計画だ。MRT2号線の利用客数は、1日当たり40万人となると見込まれている。