欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンの商用車部門は4月15日、新型『トランスポルター』を欧州で発表した。
トランスポルターは、フォルクスワーゲンの主力商用車のひとつ。初代は1950年発表という伝統のモデルが、トランスポルター。現行トランスポルターは、5世代目。今回、欧州で発表された新型は6世代目となる。
新型は、初代から続く伝統のデザインを基本としながら、フロントマスクにフォルクスワーゲンの新しいデザイン言語を導入するなどして、新鮮さを表現。最新のドライバーアシスタンスシステムを設定し、安全性を引き上げる。
5世代目モデルに対して、快適性や利便性を向上。アダプティブシャシーをはじめ、電動調整シートや電動テールゲートが用意される。新開発のナビゲーションやラジオは、オンラインサービスと統合するなど、コネクティビティが強化された。
欧州仕様のエンジンは、ターボディーゼルの「TDI」がメイン。新開発のTDIは、アイドリングストップを標準装備。フォルクスワーゲンは、「燃費性能を引き上げた」と説明している。