マレーシア国内でテロを計画していたとして5日、17人が逮捕されたが、カリド・アブ・バカル警察長官は拘束されている仲間の釈放を要求するため政府高官の誘拐を計画していたことを明らかにした。
またテロ行為の資金を調達するためにマレーシア人富裕層を誘拐することも計画していたという。
政府高官を誘拐し、過激派組織「イスラム国」(IS)に関与したとして拘束されている仲間の釈放を要求することを計画していた。2013年2月からテロ対策本部に逮捕された人数は92人に上っている。
また17人は身代金をとるための富裕層の誘拐も計画していたが、遂行方法を決めかねていたことから実行には至っていなかったという。
またプトラジャヤにおいても政府の建物などの戦略的な場所を攻撃することも計画しており、銀行襲撃による資金稼ぎ、警察や軍の駐屯地への襲撃による武器入手なども計画していたという。
5日に逮捕された17人は14-45歳で、警備員や学生、電気配線工、軍関係者など。うち2人はISへ参加したと見られており、最近シリアから帰国したという。情報筋によると全員がISの支持者だという。