降車したばかりの客をひき逃げか タクシー運転手を逮捕

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3月31日午前3時50分ごろ、大阪府豊中市内の市道で、71歳の女性がタクシーにはねられる事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察は「事故を起こしたかもしれない」として出頭してきた79歳のタクシー運転手の男を逮捕している。

大阪府警・豊中南署によると、現場は豊中市日出町1丁目付近で車線区別のない幅員約3.5mの直線区間。71歳の女性はタクシーから降車した直後、方向転換を行ったタクシーにはねられたものとみられる。

タクシーを運転していた韓国籍を持つ79歳の男は「事故を起こしたかもしれない」として同署に出頭。これを受けた同署員が現場へ確認に向かったところ、路上に倒れている女性を発見。近くの病院へ収容したが、全身強打が原因で約5時間後に死亡している。警察は男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

女性は現場まで男のタクシーに乗車したとみられるが、聴取に対して男は「女性客を現場まで乗せたが、それが被害者なのかわからない」、「最初は脱輪したかと思った」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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