ルフトハンザ、フライト中のコックピットに乗員2人常駐を義務付け

航空 企業動向
エアバス A380(ルフトハンザ航空)
  • エアバス A380(ルフトハンザ航空)
  • ルフトハンザドイツ航空(イメージ)

ルフトハンザは、傘下の航空各社がドイツ連邦航空局、ドイツ国内航空各社、ドイツ航空協会(BDL)と協力し、危険を未然に防ぐための措置として新たなコックピット使用手順を導入すると発表した。

新たな手順では、フライト中、コックピットには認定を受けた乗員2人が常駐することを義務付ける。

グループのジャーマンウィングスの事故では、コックピットで1人となった副操縦士が故意に墜落させた疑いが持たれている。

ルフトハンザグループの旅客航空会社は、各国航空当局との協議し、可能な限り速やかに新たな手順を導入し、安全体制も改善するとしている。具体的には、グループ航空会社は「セーフティー・パイロット」に加え、新たなポストとして「グループ・セーフティー・パイロット」を配置する。新ポストには、ヴェルナー・マース機長が即時就任、現在務めるルフトハンザドイツ航空の「セーフティー・パイロット」と兼務する。

マース機長は、全てのフライトの安全に関する手順の検討と改善について、グループ全体の責務を負うとともに、権限に基づき、ルフトハンザグループのカールステン・シュポアCEOに対して直接報告を行う。

《レスポンス編集部》

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