ルフトハンザドイツ航空は3月20日、シカゴ発ミュンヘン行きのLH435便の搭乗客が皆既日食を鑑賞できたと発表した。
当日のLH435便は、シカゴを出発した直後にコックピットから皆既日食に関する説明が行われ、搭乗客には観察用メガネが配布された。天体ショーを目撃できたのは、アイスランド南東、海抜1万2600メートルの上空で、中部欧州標準時10時37分から約4分間。ルフトハンザによると、地上で観るより1分長く鑑賞できたとのこと。
今回のフライトについて、マルティン・ヘル機長は「LH435便がルフトハンザの定期便の中で最も皆既日食を鑑賞できる場所を飛行していた。良い機会なので搭乗客が天体ショーを目撃できるよう、運航管理者が飛行経路の微調整を行い、予定していた時間と地点に正確に到達した」と振り返った。