山陽電気鉄道は3月19日、本線西新町駅付近(兵庫県明石市)の線路を6月20日の初発から高架線に切り替えると発表した。
この工事は、兵庫県と明石市、山陽電鉄が実施している連続立体交差事業(連立事業)の一環。西新町駅を含む明石川から林崎松江海岸駅東方までの約1.9kmを高架化し、国道2号を含む9カ所の踏切を解消する。総事業費は約261億円。
工事は2006年12月に着手し、2011年6月18日には仮線に切り替えられた。今回の切替えで上下線とも高架化され、高架駅となる西新町駅にはホームへのエレベーターやエスカレーターが設置される。
切替え後も仮線跡地に側道を整備する工事が引き続き行われる。事業の完了は2016年度の予定。
(明石市が2014年12月にYouTubeで公開した連立事業の紹介)