ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、世界最大22万トン「オアシスクラス」の3隻目を建造しており、船名と施設について発表した。
2016年4月にデビューする、オアシスクラス新世代客船の名称を「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」とする。すでに就航している2隻の姉妹船「オアシス・オブ・ザ・シーズ」と「アリュール・オブ・ザ・シーズ」のサイズ22万5000トンを上回る、22万7000トンの世界最大客船となる。
オアシスクラスのデザインコンセプトは、「七つの街並み」で、船内を7つのエリア分けするのが特徴。ハーモニー・オブ・ザ・シーズもこれを踏襲し、洋上でアメージングな体験、アクティビティ、設備を提供する。
新しいアクティビティとして、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの客船では初めて、ウォータースライダーを導入する。
また、ロイヤル・プロムナードには、「バイオニック・バー」を設置する。2014年11月にデビューした「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」に初めて導入された、ロボットのバーテンダーがビートにのってダンスしながらカクテルを作ってくれるバーで、非接触IC技術を用いた「ロイヤルWOWバンド」も採用、従来のシーパスカードと同様、ショッピングやレストランの支払、客室のキーとしての機能を持つ。オアシスとアリュールに導入済みの大容量高速インターネット回線も整備、動画のストリーム配信や、家族、友人とのスカイプ通信などが洋上で可能となる。
内側客室にスクリーンを設置し、外の映像をリアルタイムで映す「バーチャル・バルコニー」、1人乗船向けの「ステュディオ」客室も整備する。スイート宿泊者は、スイートラウンジ、専用メインダイニング「コースタルキッチン」、専用のくつろぎデッキ「スイート・サン・ゾーン」などを利用できる。
子ども向けには、回転木馬やボードウォークに「昔ながらのゲームセンター」を設置する。ボードウォークにはスターバックスが設けられ、大人がカフェで過ごしながら、子どもはクライミングができる新しいプレイエリアを設ける。
「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」は、16デッキで乗客定員5479人(2人1室利用時)、客室数が2747室。