野党連合・人民同盟(PR)を率いるアンワル・イブラヒム元副首相に対する二度目の同性愛裁判で有罪判決が確定したことに抗議し、アンワル氏の支持者ら数人が7日午後、市内の各所に集って抗議集会を開催した。
主催者側は1万人以上が参加したとしているが、AFP通信によると群衆は5000人ほどだったという。
主催者が午後4時過ぎに抗議活動「我々の闘争」の実施を宣言。軽便鉄道(LRT)マスジット・ジャメ駅やセントラル・マーケット、ジャラン・ラジャ・ラウトの汎マレーシア・イスラム党(PAS)本部、ペトロナス・ツインタワーの周辺などに集っていた支持者らは口々に「アンワル氏を釈放せよ」、「レフォルマシ(Reform=改革)」、「ナジブ・ラザク首相は辞めろ」などと叫んだ。ただ治安部隊などとの小競り合いはなく平穏に行なわれ、支持者らは午後6時ごろに解散した。
集会に参加したアンワル氏夫人のワン・アジザ氏は、アンワル氏が釈放されるまで抗議活動を続けると宣言した。
マレーシア国内の動きに呼応し、米国のワシントンやニューヨーク、豪州アデレード、英国ロンドン、中国・上海などでも小規模な抗議活動が行なわれた。