ドイツの高級車メーカー、BMWは3月3日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー15において、『2シリーズ グランツアラー』を初公開した。
BMWは2014年春、ジュネーブモーターショー14において、BMWブランド初のFF車、そしてMPVの『2シリーズ アクティブツアラー』を発表。今回、ジュネーブモーターショー15で初公開された『2シリーズ グランツアラー』は、その派生モデル。
ハイライトは、室内空間の拡大にある。2列シートで5名乗りのアクティブツアラーに対して、グランツアラーでは3列シートの7名乗りとなる。BMWは顧客の好みや家族構成などに応じて、MPVに2種類の選択肢を用意した。
2シリーズ グランツアラーのボディサイズは、全長4556mm、全幅1800mm、全高1608mm、ホイールベース2780mm。アクティブツアラーよりも全長はおよそ200mm長く、全高もおよそ60mm高いハイルーフデザイン。ホイールベースも110mm長い。それに伴い、後部ドアやリアゲートは専用設計。
トランク容量も、アクティブツアラーの645リットルから805リットルへ拡大。後席を折り畳めば、最大荷室長は1905mmに広がる。2列目シートは40対20対40の3分割式。ボタン操作で簡単に折り畳むことができる。
欧州仕様のエンジンは、ガソリン、ディーゼルの複数ユニット。ガソリンは、直噴1.5リットル直列3気筒ターボの「218i」グレードが、最大出力136hp、最大トルク22.4kgm。「220i」グレードが、最大出力192hp、最大トルク28.6kgmを引き出す。