海外での「Nissan GT-R NISMO GT3」の活躍の主舞台は、ブランパン耐久シリーズやニュルブルクリンク24時間レース。いずれも「Nissan GT Academy Team RJN」(RJNとニスモとのジョイントチーム)が参戦し、ニュル24時間を戦う2台のうちの1台にはミハエル・クルム、ルーカス・オルドネス、星野一樹、千代勝正という“日本馴染み度”の高い4人組が乗り組む予定だ。
もちろん若手育成にも力を注ぐ。全日本F3選手権には「B-MAX Racing Team with NDDP」からオルドネスと高星が参戦。ゲーマー出身から、GT500やルマンに参戦するまでに出世したオルドネスが、日本のフォーミュラでどんなパフォーマンスを見せるのか、これは必見である。一方、今季はGT300やS耐にGT-Rで参戦する高星は、昨年の全日本F3でシリーズ3位だったドライバー。雪辱をかけ、今季はタイトル獲得を目指す(高星はF3-Nクラスの王者になった経験はあるが“総合”での王座は未獲得)。