マレーシア・コショウ委員会(MPB)は、コショウの価格について6年連続で上昇を続けており、今後も供給と比べて世界的なコショウへの需要が高まると見られることから価格が上昇すると見込んでいる。
スパイシーな料理やフュージョン料理、インスタント・ヌードルの味付けへのコショウの需要などが増えている。
MPBのグルンシン・アヨム委員長は、2016年いっぱいは世界的にコショウの供給が不足することから価格は高い水準を維持すると予想した。2014年、クチン・グレード1・白コショウの価格は1トン当たり3万8,000リンギとなり、前年の2万9,000リンギからは31%上昇した。白コショウの価格が1トン当たり3万リンギを超えるのは1990年代以来初めてとなる。
一方で黒コショウの価格は1トン当たり2万8,000リンギで、1万9,600リンギだった前年から42%上昇した。