新作レースシミュレーターはコミュニティ連動!? 『Project CARS』登場[動画]

モータースポーツ/エンタメ ゲーム
【特集】新作レースシミュ『Project CARS』の全貌に迫る―コミュニティが生み出す究極の自動車ゲーム
  • 【特集】新作レースシミュ『Project CARS』の全貌に迫る―コミュニティが生み出す究極の自動車ゲーム
  • 【特集】新作レースシミュ『Project CARS』の全貌に迫る―コミュニティが生み出す究極の自動車ゲーム
  • 【特集】新作レースシミュ『Project CARS』の全貌に迫る―コミュニティが生み出す究極の自動車ゲーム
  • 【特集】新作レースシミュ『Project CARS』の全貌に迫る―コミュニティが生み出す究極の自動車ゲーム
  • 【特集】新作レースシミュ『Project CARS』の全貌に迫る―コミュニティが生み出す究極の自動車ゲーム
  • 【特集】新作レースシミュ『Project CARS』の全貌に迫る―コミュニティが生み出す究極の自動車ゲーム
  • 【特集】新作レースシミュ『Project CARS』の全貌に迫る―コミュニティが生み出す究極の自動車ゲーム
  • 【特集】新作レースシミュ『Project CARS』の全貌に迫る―コミュニティが生み出す究極の自動車ゲーム

『Project CARS』は、『BMW M3 Challenge』『SHIFT 2 UNLEASHED』『Need for Speed: Shift』に携わったSlightly Mad Studiosが開発する本格的なレーシングシミュレーションタイトルです。

PC/PS4/Xbox One/Wii U/Steam OSに対応したマルチプラットフォームで、『グランツーリスモ』や『Forza Motorsport』などのコンソール向けのタイトルと同時に、『iRacing』あるいは『rFactor』などのPC専用リアル系シミュレーターと同じ高度な要素を備えていると謳われています。VRデバイスのOculus RiftとProject Morpheusに対応し、本格的なレーシング体験やトレーニングが可能です。

『Project CARS』は欧州のバンダイナムコゲームスが世界的なディストリビューションを行うと発表していますが、日本での発売日や販売元は不明です。

本作はSlightly Mad Studiosが立ち上げた「World of Mass Development(WMD)」内のプロジェクトで、WMDからの出資で開発を行っています。出資したユーザーからフィードバックを受ける形で進めており、一定以上の金額を出資したユーザーが会議に参加し、開発者と共にゲームの方向性を決定しています。また、BBCのTV番組「Top Gear」の"Stig"の中の人のうちの1人、Le Mans 24hレーシングドライバーのベル・コリンズも開発に参加しています。

E3 2014でデモとして展示もされていた、4K解像度での表示と、4Kディスプレイをトリプルディスプレイで使用した12K解像度表示をサポートしています。また、nVIDIAの携帯ハードウェア「SHIELD」にも対応しており、家中どこでも遊べます。

■『Project CARS』の特徴

『Project CARS』の特徴は何と言っても実写と見紛うほどの美麗なグラフィックです。車の外装だけでなく内装も作りこまれており、車やコースにおけるライティングや水の表現に秀でています。挙動についても同様で、リアルタイムでの物理学に基づいた計算やリアルなAIの挙動が体験出来ます。

コンソール機での差異を減らすことも開発の最低条件になっており、全機種で1080p/60fpsを達成するとしています。コンソール機で60fpsの描写の間に、物理演算でタイヤやサスペンション、車の挙動が600回計算され、コントローラーは250回検知されるよう開発中とのこと。物理演算の回数が多ければ多いほど、よりリアルな走行が体験できるのは言うまでもありません。本作の売りを如実に表しているのが、実写のオンボード映像との比較映像です。ギアチェンジのタイミングは多少違えど、ゲームプレイと現実それぞれの走行ラインとタイム、そして景色がほぼ一致しているのが、こちらの動画で確認可能です。

また、公式でLogitech(Logicool)、Thrustmaster、Fanatecが販売している多くの有名なステアリングホイールをサポートしています。一般的な製品であれば対応しているといっても過言ではありません。

■登場車種

現在公式サイトで紹介済みのものだけでも、以下のカテゴリーが収録されています。

125ccのレーシングカート、250ccのスーパーカート
走行会向けの車種(TRACK DAY CAR、KTM X-BOWなど)
ロードカー
スーパーカー
Le Mans プロトタイプ(LMP)
GTカー
オープンホイール(フォーミュラーカー)

最近の車種だけでなく、古めの車種もふんだんに収録されていることがトレイラーで確認可能です。

■コース

収録されているコースはこれが全てではないとしていますが、以下のコースを収録していると発表しており、レイアウトのバリエーションがあるサーキットも多数存在します。

ヘレス・サーキット(フランス)
ラグナ・セカ(アメリカ西海岸)
ドニントン・サーキット(イギリス)
スネッタートン(イギリス)
アジュール・コースト(南フランス)
アジュール・サーキット(モナコ・サーキット)(南フランス)
カリフォルニア・ハイウェイ(アメリカ西海岸)
グレンケアン(スコットランド)
マウント・パノラマ(オーストラリア)
オウルトン・パーク(イギリス)
ロード・アメリカ(アメリカ)
ワトキンスグレン(アメリカ)
ブランズ・ハッチ(イギリス)
ドバイ・オートドローモ(アラブ首長国連邦)
ホッケンハイム・リンク(ドイツ)
イモラ(イタリア)
モンツァ(イタリア)
オッシャーズレーベン(ドイツ)
シルバーストーン(イギリス)
ゾルダー(ベルギー)

リストにはニュルブルクリンクやスパ・フランコルシャンなどの有名サーキットが含まれていないのが少し不安になりますが、トレイラーやファウンダーがアップロードした動画ではいわゆるニュル北、ノルドシュライフェやスパ・フランコルシャンで爆走しているシーンも見られるため、この他にも多くのサーキットが収録されていることでしょう。

■ゲームモード

キャリアモード
レースカレンダーに沿ってレースをしていくモードで、一般的なキャリアモードです。良い成績を残せば良いチームからオファーが来ます。自分自身の手で栄光を掴み、キャリアを積み上げていくモードです。キャリアモード内には以下の要素が含まれています。

▽CONTRACTS, ACCOLADES, ENDORSEMENTS, INVITATIONS
特定のカテゴリーでの勝利や一定数の勝利を重ねることで達成し、新しい要素などが開放されます。トレイラーではLMP3のルーキーカテゴリやセミプロカテゴリでの勝利などが確認出来ます。

▽HISTORIC GOALS
現在のF1レーサーのように、カートからキャリアをスタートし、トップカテゴリーまで上り詰める「ZERO TO HERO」。3年連続でチャンピオンを防衛する「DEFENDING CHAMP」。異なる3つのカテゴリーでチャンピオンになる「TRIPLE CROWN」。ZERO TO HEROを達成するにはKartからスタートが必須で、その他は上位カテゴリーでなければ達成が不可能になっているようです。

その他にも、QUICK RACEやFREE PRACTICE、マルチプレイヤーなどのモードももちろん搭載。キャリアモードについては以下の動画で解説されています。

■豊富なアプリとハードウェア

既にスマートフォンをセカンドスクリーンとして、MoTeCのように利用できるダッシュボードやスピードメーターのアプリが公開されており、公式サイトから製作者のサイトへ移動することが出来ます。また、Windowsで動作するProject CARS用のテレメトリーとアナライザーアプリで、走行後に自分の走りを分析し、自身のテクニックを突き詰めていくことが可能です。

サードパーティー製のシフトライトや、Logitech(Logicool)のキーボード用のアプリなども公式サイトで紹介されています。

■延期に延期を重ね、日本国内での発売はいつに

『Project CARS』はPC/PS4/Xbox One/Wii U向けに欧州で4月2日に、PC/PS4/Xbox One向けが北米で4月2日に、Wii U向けが4月7日に延期して発売される事が先日明かされましたが、現在はSteamでも「おま国」になっており、日本からはプレオーダーそのものが不可能な状態です。新規IPとしては久々のリアル志向レーシングシミュレーションとなり、美麗なグラフィックやクオリティアップを理由にした延期なども相まって期待は高まるばかりです。

カートからフォーミュラ、LMPまで幅広く収録されているため、「トップレーサーになるまでを体験してみたい」という人にはもちろんのこと、特定カテゴリーを愛してやまない人にもおすすめしたい作品です。

《kuma@GameSpark》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集