スペインのカタロニア・サーキットで行なわれていたF1のバルセロナ合同テストは最終日の4日目を迎え、ロマン・グロージャン(ロータス)がトップタイムを記録した。
前日までパストール・マルドナードが担当していたロータス『E23』のテストプログラムを引き継いだグロージャン。ベストタイムを1分24秒067まで更新し、この4日間で一番速いタイムを記録した。昨年は大苦戦を強いられたロータス勢だが、今回4日間のうち3日でトップを記録。今シーズンは上位争いに食い込んできそうな勢いだ。
2番手につけたのは、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)。バルセロナテストでは目立った動きが見られなかったが、最終日ではきっちりタイムを更新、131周を走破し1分24秒321を記録。こちらも開幕に向けて準備が整いつつある様子。3番手にはダニール・クビアト(レッドブル)が1分24秒941で続いた。
また、この日はクラッシュが多い1日となり、お昼前にはフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がターン3でクラッシュ。ドクターヘリで病院に搬送される事態となったが検査の結果は異常なし。なお、午後はジェンソン・バトンが乗り込む予定だったがマシンのダメージ等も考慮し走行はキャンセルした。
午後にはカルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)が、同じターン3でコースオフしクラッシュ。こちらも怪我はなかったようだが、マシンを壊してしまいテストを切り上げている。
これで今季2回目の合同テストは一旦終了。次回は2月26日~3月1日の日程で同じバルセロナで開幕前最終のテストが行われる。
2015 F1バルセロナテスト 4日目結果
1.ロマン・グロージャン(ロータス)1分24秒067(111周)
2.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)1分24秒321(131周)
3.ダニール・クビアト(レッドブル)1分24秒941(104周)
4.フェリペ・ナスル(ザウバー)1分24秒956(73周)
5.バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)1分25秒345(129周)
6.カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)1分25秒604(88周)
7.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)1分26秒312(76周)
8.ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)1分26秒591(36周)
9.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)1分27秒956(20周)