2015年の春季団体交渉が2月18日に始まり、トヨタ自動車とホンダはいずれも賃金改善(ベースアップ)で自動車総連の統一要求基準に沿った6000円の要求が労組から提出された。一時金はトヨタが6.8か月、ホンダが5.9か月と、ともに昨年の要求と同一だ。
トヨタはベースアップ(ベア)のほか「賃金制度維持分」として昨年と同額の7300円を含んでおり、総額では1万3300円の要求とした。ホンダは春闘ではベアのみの交渉となる。昨年のベア交渉ではトヨタが4000円の要求に対し回答は2700円、同様にホンダは3500円に対し2200円の決着となった。
昨年の一時金はともに満額回答で、金額ではトヨタが244万円、ホンダ(労組による換算)は219万2000円だった。