【スーパーフォーミュラ】「まずはホンダ勢で常にトップ、そしてチャンピオン争いも」…山本尚貴、意気込み語る

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山本尚貴(TEAM無限)
  • 山本尚貴(TEAM無限)
  • ホンダ国内モータースポーツ体制発表会で挨拶する山本尚貴
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  • 山本尚貴(TEAM無限)
  • SUPER GTでは3年ぶりにチーム国光に移籍、伊沢拓也(左)とタッグを組む山本尚貴(右)

13日に都内で行われた2015年のホンダ国内モータースポーツ体制発表会に一昨年の王者である山本尚貴が出席。今シーズンに向けての意気込みを語った。

昨年はホンダエンジン勢が思わぬ苦戦を強いられる中、山本は毎回限界をさらに超える走りで孤軍奮闘。アドバンテージを持っていたトヨタエンジン勢のライバルたちに立ち向かい、後半2戦では予選ポールポジションを獲得。ポイントランキングでもホンダ勢最上位となる9位。2013年チャンピオンとして、ホンダのエースとして出来る限りのパフォーマンスを発揮した。

国内トップカテゴリー参戦6年目となる今年は、引き続きTEAM無限から参戦。集まった報道陣の前で山本は「意気込みは毎年一緒です。まずはホンダの中で常に1番でいられるように全力を尽くしたいです。そして結果的にチャンピオンを最上位で終えられればと思っています」と力強くコメント。

ホンダ勢の中で常にトップに居続ける上で今年最大のライバルとなりうるのが、新たなチームメイト。2013年にGP2シリーズを制したファビオ・ライマーが今年スーパーフォーミュラに参戦、TEAM無限に加入することが同会場で発表された。これについて山本は「まだ2人で一緒に走っていないので具体的な比較は難しいと思いますが、これまでの実績を見ても決して遅いドライバーとは思っていません。ただ、日本で戦うのはそんなに甘くないと思うし、そう思わせる走りをしなければいけない。お互いに刺激し合ってチャンピオンシップを戦えるようにしたいです」と語った。

昨年、苦戦を強いられグリッド後方に沈んでしまった陣営を自らの走りで奮い立たせ、後半のホンダ全体での巻き返しの原動力となった山本。そこで培われた経験と自信、そして今年はさらに好結果を残さなければいけないという覚悟が、彼の表情から感じることができた。

今年は中嶋一貴、アンドレ・ロッテラーに加え小林可夢偉も参戦。よりハイレベルな争いが期待されるスーパーフォーミュラ。その中でホンダのエースとして昨年のリベンジを果たすことが出来るか、山本の2015年の走りが楽しみだ。

《吉田 知弘》

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