パブリック・バンクは5日、2014年の通年決算を発表。純利益は前年比11.2%増の45億1883万リンギとなり、初めて45億リンギを超えた。
売り上げは前年比10.5%増となる168億6007万リンギだった。
純金利マージンは縮小したが、ローンが前年比で10.8%増加したことや、預け入れ額が同10.2%増加したこと、政策金利である翌日物政策金利(OPR)が3.25%に引き上げられたことなどにより、純金利収入が前年比で同6.5%増加したことが増収増益に貢献した。2014年の経営利益に対する営業経費の比率は30%となった。
昨年第4四半期の決算では、売り上げが前年同期比15.6%増の45億2859万リンギとなり、純利益は同22.3%増の12億5398万リンギとなった。
パブリック・バンクは、今後も中核事業である個人向けの銀行業務や融資事業に注力する。また健全性金融政策を維持し、コーポレート・ガバナンス(企業統治)の改善も実施していく方針だ。