富士重工業の高橋充専務執行役員は2月4日の決算発表会見で、2015年の米国新車市場について「1650万から1670万台あたりに落ち着くのではないか」との見通しを示した。
14年の米国市場は、前年を6%上回る1652万台と8年ぶりの高水準となった。高橋専務は15年についても、前年から横ばいないし1%程度の伸びと高いレベルを見込んだ。米国は今年半ばにも利上げが見込まれているが、高橋専務は金融引き締め局面になっても1670万台レベルの想定は変わらないとした。
また、原油安についても「スバルの得意とするのはSUV系なので燃費コンシャスではないが、(原油安は)ビジネスとして悪くない環境」とし、現状の原油価格も同社の米国市場での好調持続に寄与するとの見方を表明した。