「Japan Air 116, contact Tokyo tower 118 decimal 1.」といった航空無線のメンテナンスを担う松下亮さん(JALエンジニアリング)は、はんだごてを片手に「電波の強さ、周波数、音質などをチェックし、音声やフライトデータが正確に送受できるよう保守・点検する」と話す。
JALエンジニアリングの無線課では、HF(短波)、VHF(超短波)、SATCOM(衛星)、TCAS(衝突回避)、気象レーダ、LRA(電波高度計)などの無線機器のメンテナンスを行なっている。周波数118~136MHzのVHF(Very High Frequency)帯を使う超短波通信(近距離通信)は、アンテナ系統も小型化され、国内線や空港周辺の通信連絡に使用されている。