NRI、高精度屋内ナビゲーションの実証実験に成功…地磁気データを活用

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新丸の内ビルディングでの実証実験風景
  • 新丸の内ビルディングでの実証実験風景
  • 地磁気データを使った測位のイメージ
  • 実際に歩いた経路(青線)と地磁気測位で把握した導線(緑線)
野村総合研究所(NRI)は、地磁気データを使った高精度な屋内ナビゲーションの実証実験を、2014年12月から2015年1月の期間、丸の内エリアで実施した。

GPSの電波が届きにくい地下街やビル内における位置情報サービスは、様々な方法で検討されているが、ビーコン設置にかかるコストや関係者への調整といった課題が多く、普及が遅れている。

今回の実証実験は、ビーコンなど測位用電波の発信機器を施設内に設置するのではなく、建物が持つ磁場特性を活用。事前に建物や地下街の地図情報と各地点における地磁気データをスマートフォンのアプリを使って取得し、データベースに登録。地磁気データベースと端末がある地点の地磁気データと重ね合わせることで、現在地を特定した。

検証では、丸の内ビルディングおよび新丸の内ビルディングの商業フロアの一部と地下において、誤差2メートル程度という高い精度で、リアルタイムに現在地を特定できることを確認した。また、測位のログデータを分析することで、屋内における利用者の行動(動線)を可視化できることも確認したという。

NRIでは、同技術を活用することで、商業施設で、端末利用者の店舗への案内や、利用者が店舗に近づいた際におすすめ情報を端末に提供するO2Oサービスなど、利用者の利便性を高めるサービスの提供が期待できるとしている。
《纐纈敏也@DAYS》

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