年賀状など書き損じハガキを集めて、アフリカの母子支援のプロジェクト

NGO呼びかけ、切手と交換し寄付つい先日だった正月が、既にずいぶん前のように感じられる今日この頃、手元に、宛名を間違えたり、逆さに印刷してしまったりした…

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NGO呼びかけ、切手と交換し寄付
つい先日だった正月が、既にずいぶん前のように感じられる今日この頃、手元に、宛名を間違えたり、逆さに印刷してしまったりした「書き損じ」や未使用の年賀状が残っている人もいるのでは。これを、国際NGOプラン・ジャパン(東京)の呼びかけで全国の大学が国際貢献に活用している。

書き損じ、未使用はがきは1枚あたり5円の手数料を払って切手に交換し、アフリカ西部のシエラレオネの母子を支援するプロジェクトに寄付される。宮城学院女子大では、30日まで書き損じ、未使用はがきを集め、寄付する予定。

これまで計17万通、660万円以上に
このプロジェクトは国際NGOプラン・ジャパン(東京)の呼びかけで実施。昨年は昭和女子大学(東京都)、南山大学(愛知県)、明治学院大学(神奈川県)、宮城学院女子大学(宮城県)が参加した。

4大学で計約2万4000枚のはがきを集め、換金して途上国に贈呈。宮城学院女子大分の寄付金は11万円で、スーダンの女性支援に役立てられた。これまでの合計では約17万通、660万円以上の寄付が集まり、途上国の子どもたちの支援に活用された。

シエラレオネでは、近年まで続いた内戦の影響などで女性の教育水準が低く、衛生環境も劣悪となっている。このため、5歳未満児の死亡率と妊産婦死亡率が世界で最も高くなっている。

新生児1000人のうち185人が5歳を迎える前に死亡しており、昨年は、エボラ出血熱の感染拡大もあり、多くの犠牲者が出た。寄付金は、緊急産科医療棟建設や緊急搬送体制確立に充てられる。

(画像はプラン・ジャパンの公式ホームページ)

年賀状の書き損じでシエラレオネの母子支援 

《アフリカビジネスニュース》

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