新幹線50周年記念の百円玉、発行枚数決まる

鉄道 行政
「新幹線鉄道開業50周年記念貨幣」のうち百円貨幣5種類のデザイン。5路線の車両が表面にデザインされ、裏面は0系が共通で描かれる。
  • 「新幹線鉄道開業50周年記念貨幣」のうち百円貨幣5種類のデザイン。5路線の車両が表面にデザインされ、裏面は0系が共通で描かれる。
  • 東海道新幹線は2014年10月1日に開業50周年を迎えた。
  • 昭島市民図書館つつじが丘分室(東京都昭島市)として使用・保存されている0系電車。百円記念貨幣の裏面には0系が共通で描かれる。
  • このほど発行枚数が発表された百円貨幣とは別に、千円貨幣(販売価格は8300円)も製作される。

財務省は1月23日、「新幹線鉄道開業50周年記念貨幣」のうち、5路線の車両をデザインした「百円クラッド貨幣」の発行枚数を決めた。計1156万8000枚を発行する。

同省の発表によると、「東海道新幹線(N700A)」が232万4000枚、「山陽新幹線(500系)」が229万2000枚、「東北新幹線(E5系)」が230万4000枚、「上越新幹線(E4系)」が228万8000枚、「北陸新幹線(E7系・W7系)」が236万枚。このうち各30万枚を造幣局で販売し、残りは金融機関での取扱いになる。

実際に開業50周年を迎えたのは東海道新幹線だが、発行枚数が一番多いのは3月14日の延伸開業を控える北陸新幹線で、東海道新幹線がそれに続く。発行枚数が最も少ないのは上越新幹線。財務省は「取扱金融機関の希望枚数等を踏まえ」、発行枚数を決めたとしている。

金融機関では額面の価格で引換えを行い、造幣局は貨幣セットにして販売する。引換・販売の詳細は3月頃、財務省と造幣局が発表する予定だ。

《草町義和》

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