12日午前6時20分ごろ、山梨県北杜市内の中央自動車道上り線で、本線を塞ぐように倒れてきた樹木に対し、走行中のトラックが衝突する事故が起きた。トラックは衝突の弾みで横転し、運転していた59歳の男性が死亡している。
山梨県警・高速隊によると、現場は北杜市長坂町塚付近で片側2車線の直線区間。樹木(長さ約30m)道路左側路外の山林に立っていたが、何らかの原因で倒壊。上り線を塞ぐように倒れこんたところ、直後に進行してきたトラックが衝突した。
トラックは衝突の弾みで横転。運転していた奈良県橿原市内に在住する59歳の男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因でまもなく死亡した。他に事故を起こしたクルマはなかった。
事故当時、現場には強い風が吹いていた。事故に関した第一報は「トラックが横転している」というもので、これ以前には倒木に関した情報が一切入っていないことから、警察はトラックの通過直前に倒れてきたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。