国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は原油価格の下落を受け、利益を維持するために運用維持費を25-30%削減することを検討している模様だ。
関係筋によると、ペトロナスは支出を見直し、削減できる箇所を洗い出しているという。昨年以降実施されているプロジェクトは継続される見通しだ。
原油の国際価格は1バレル50米ドル程度にまで値下がりしており、大手石油会社の多くが設備投資や運用維持費の削減を行うと発表している。人件費の削減に踏み切っている企業もある。
原油価格の下落はサプライチェーン全体に影響を及ぼしており、コスト調整のための見直しが必要だという。