アバルト 695ビポスト、SABICのPC樹脂グレージングソリューションを採用

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サウジ基礎産業公社(SABIC)の日本法人であるSABICジャパンは、SABICのポリカーボネート(PC)樹脂グレージングソリューションが、アバルトのレーサー直系モデル『695ビポスト』に採用されたと発表した。

695ビポストは、欧州各地のレースに参戦したアバルト『695アセットコルセ』の公道仕様で、レース仕様車両同様、スライド式パネルを内蔵したPC樹脂製のサイドウィンドウを装備する。今回、このサイドウィンドウ部分に、SABICのPC樹脂素材であるLEXAN樹脂とEXATECコーティング技術が採用された。

実際のレース仕様車両で使用している軽量なウィンドウを公道仕様車両に応用するためには、欧州の法規制で定められたグレージング材料に関する厳格な性能要件に適合させる必要がある。

SABICが特許を持つEXATECグレージングシステムは、LEXAN樹脂で成形されたウィンドウに、太陽光による紫外線照射を防止するためのハードコーティングを施工。さらにガラスのようなプラズマコーティングを加えることで、耐傷つき性、摩耗耐久性を高め、規制基準を満たす性能を提供する。

SABICのPC樹脂グレージングソリューションの採用により、サイドウィンドウの重量は従来のガラス素材に比べ40%削減。車体軽量化に貢献し、695ビポストでは997kgという車重を実現している。

《纐纈敏也@DAYS》

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