米国の自動車大手、FCA (フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US(旧クライスラーグループ)は12月22日、米国インディアナ州のココモ工場に、2億6600万ドル(約320億円)を追加投資すると発表した。
今回の追加投資は、ココモ工場で組み立てている新世代の8速ATの生産能力を引き上げるのが目的。優れた燃費性能に貢献する8速ATは、今後クライスラーグループ各車に拡大搭載することから、増産体制を敷く。
ココモ工場では2012年9月、8速ATの生産を開始。2013年には、年間およそ30万基を出荷した。2014年は1-11月で、約70万基と倍増している。
現在、8速ATを設定するのは、クライスラー『300』、ジープ『グランドチェロキー』、ダッジ『チャレンジャー』『チャージャー』『デュランゴ』、ラム『1500』。
FCA USでパワートレイン部門を統括するブラッド・クラーク氏は、「8速AT搭載車が顧客に支持されて、うれしい。今回の投資で、生産能力を増やす」と述べている。