三菱ガス化学、カナダのシェールガス・LNGプロジェクトに参画

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三菱瓦斯化学は、カナダのシェールガス・LNG(液化天然ガス)プロジェクトに参画すると発表した。

参画に向けて、新会社「MGCモントレー・ホールディングス」をカナダ・ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーに12月設立する。資本金は約96億円で、三菱ガス化学が100%出資する。

三菱ガス化学は、マレーシア国営石油会社ペトロナスが推進するカナダのブリティッシュ・コロンビア州でのシェールガス開発・生産プロジェクトと、同州西海岸で検討中のLNGプロジェクトに参画することを決定した。

新たに設立した子会社MGCモントレーは、石油資源開発(JAPEX社)の子会社で、プロジェクトに対して10%の権益を持つJAPEXモントレーに出資する。これによって三菱ガス化学は、JAPEXモントレーが持つ権益の10%を取得する。同州西海岸でシェールガスをLNG化し輸出する事業について、LNG年間12万トンの引取権を伴わせて取得する予定。

プロジェクトのオペレーターであるペトロナスは、LNG事業で豊富な経験を持ち、今回、三菱ガス化学が参画する鉱区でも、既にシェールガスの開発・生産・販売を開始している。

今後、増産する予定のシェールガスは、新設されるパイプラインで同州西海岸プリンス・ルパートまで輸送し、建設予定のLNGプラントでLNG化した上で輸出する計画。

三菱ガス化学はプロジェクトへの参画で、シェールガス開発・生産・販売による収益獲得と、競争力を持つLNGを原燃料として国内工場に供給、国内事業の競争力の強化を図る。

《レスポンス編集部》

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