スズキの国内営業を担当する田村実副社長は12月22日に、ダイハツとのシェア争いが続く軽自動車販売について、「シェアと収益のバランスを求める方針は何も変わっていない」と述べた。
同日、都内で開いた新型『アルト』の発表会見で、シェアに関する見解を聴かれて発言した。田村副社長は「シェアが伸びているので、そう(シェア重視と)見られるかもしれないが、何と言っても『ハスラー』が支持を頂いたことが大きい」と指摘した。
両社の軽自動車販売は、1-11月でスズキが5000台強リードしている。このままスズキが逃げ切ると、8年ぶりの首位奪回となる。田村副社長は「年内の営業はあと4、5日。天命を信じて人事を尽くすだけと考えている」と、話した。