スウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズは12月11日、『S60』に搭載される2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンが、『ワーズオートワールド』誌が主催する「10ベストエンジン2015」に選ばれた、と発表した。
10ベストエンジンは1995年から開催。「エンジンオスカー」と称されるように、エンジン性能に着目して優秀な10台を選ぶ賞で、エンジンのエンターテインメント性や環境性能に的を絞って、同誌の編集者が10エンジンを選ぶ。
選考条件は、2015年3月まで米国市場で継続して販売されること。また、車両価格は6万ドル(約710万円)以下に限定される。よって、フェラーリやランボルギーニ、日産『GT-R』などのスーパーカーは除外された。
10ベストエンジン2015に選出されたのが、ボルボS60に搭載される2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン。このユニットは、ボルボカーズの新世代エンジン、「Drive-E」。Drive-Eは4気筒のダウンサイジングユニットで、ガソリンとディーゼルがある。欧州では、2013年から市販車に導入。10ベストエンジン2015に選ばれたのは、Drive-Eの「T5」仕様。
ボルボカーズのピーター・メルテンス研究開発担当上級副社長は、「最新の『XC90』にもDrive-Eを採用。パフォーマンスと環境性能を、最適にバランスさせた」と、コメントしている。