2015年3月14日に信越本線妙高高原~直江津間と北陸本線市振~直江津間の運営を引き継ぐ新潟県の第三セクター・えちごトキめき鉄道はこのほど、新駅整備の可能性に関する調査結果をまとめた。
同社が12月2日に発表した調査概要によると、新駅の候補地は6カ所。内訳は日本海ひすいライン(現在の北陸本線)の2カ所と妙高はねうまライン(現在の信越本線)の4カ所となっている。
複線の日本海ひすいラインでは、糸魚川市内の青海~糸魚川間と糸魚川~梶屋敷間が候補地となっており、青海~糸魚川間の新駅は4両編成(91m)に対応した相対式ホーム、糸魚川~梶屋敷間の新駅は2両編成(51m)に対応した千鳥式ホームをそれぞれ整備するものとしている。工事費は青海~糸魚川間を9500万円、糸魚川~梶屋敷間を6500万円とした。
単線の妙高はねうまラインは、上越市内の直江津~春日山間と春日山~高田間、妙高市内の北新井~新井間と新井~二本木間。いずれも6両編成(131m)に対応した単式ホームを想定し、各駅の工事費は約6300万円とした。
新駅の整備による輸送人員の増加見込みは春日山~高田間が最も多く、1日あたり約580人。これに糸魚川~梶屋敷間の約250人、直江津~春日山間の約100人、北新井~新井間の約90人、青海~糸魚川間の約70人が続く。最も少ないのは新井~二本木間の約30人だった。