えちごトキめき鉄道、新駅整備の調査結果まとめる

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えちごトキめき鉄道は新駅整備の調査結果を発表。日本海ひすいラインでは2カ所を新駅の候補地とした。写真は日本海ひすいラインに導入されるET122形。
  • えちごトキめき鉄道は新駅整備の調査結果を発表。日本海ひすいラインでは2カ所を新駅の候補地とした。写真は日本海ひすいラインに導入されるET122形。
  • 妙高はねうまラインは4カ所が新駅候補地となっている。写真はJR東日本のE127系。えちごトキめき鉄道が同車を譲り受けて妙高はねうまラインで運用する。

2015年3月14日に信越本線妙高高原~直江津間と北陸本線市振~直江津間の運営を引き継ぐ新潟県の第三セクター・えちごトキめき鉄道はこのほど、新駅整備の可能性に関する調査結果をまとめた。

同社が12月2日に発表した調査概要によると、新駅の候補地は6カ所。内訳は日本海ひすいライン(現在の北陸本線)の2カ所と妙高はねうまライン(現在の信越本線)の4カ所となっている。

複線の日本海ひすいラインでは、糸魚川市内の青海~糸魚川間と糸魚川~梶屋敷間が候補地となっており、青海~糸魚川間の新駅は4両編成(91m)に対応した相対式ホーム、糸魚川~梶屋敷間の新駅は2両編成(51m)に対応した千鳥式ホームをそれぞれ整備するものとしている。工事費は青海~糸魚川間を9500万円、糸魚川~梶屋敷間を6500万円とした。

単線の妙高はねうまラインは、上越市内の直江津~春日山間と春日山~高田間、妙高市内の北新井~新井間と新井~二本木間。いずれも6両編成(131m)に対応した単式ホームを想定し、各駅の工事費は約6300万円とした。

新駅の整備による輸送人員の増加見込みは春日山~高田間が最も多く、1日あたり約580人。これに糸魚川~梶屋敷間の約250人、直江津~春日山間の約100人、北新井~新井間の約90人、青海~糸魚川間の約70人が続く。最も少ないのは新井~二本木間の約30人だった。

《草町義和》

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