ホンダが12月1日に発売した新型ハイブリッド車『グレイス』は、サイドパネルに彫りの深いキャラクターラインを施しているのが特徴のひとつ。エクステリアデザインを担当した本田技術研究所の加藤千明研究員は「個性をサイドにもみせるという意味がある」と語る。
加藤氏は「このキャラクターラインはこの車の個性になっていると思うが、このラインを入れることによって、この車をよりスリーク(なめらか)に見せるようにした」と説明。
その上で「グレイスは居住性の高い室内空間を持っているが、こういうラインを入れることによって、女性がベルトの位置をハイウエストにして脚を長くみせるのと同じような効果で、上下を切ることによって上の部分を薄くみせる。よりスリークにみせたいというところを狙っている」と強調。
さらに「ラインを彫り込むことによって走りをイメージさせるようなダイナミックなフェンダーを出すことをデザイン的にやっている。それはこの車の個性にもなると考えている」とも話していた。