与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)のムヒディン・ヤシン副総裁(副首相)が辞意を示しているとの噂が浮上している。
3人の総裁補のうちの序列3位であるヒシャムディン・フセイン内務相が後継者となるとの見方もあるという。「マレーシア・クロニクル」が報じた。
UMNOウォッチャーによると、ムヒディン副総裁が辞意を示していることはUMNO内部では公然秘密で、多くの党員が今月25-29日に開催される党大会がムヒディン氏の副総裁としての最後の党大会になると考えている。次回党大会もしくは、その前にムヒディン氏が辞任し後任が指名されると予想されるという。ムヒディン氏については、ある党員は能力不足や弱さを指摘し、早々に辞めるべきだと述べた。
総裁補の序列トップであるアハマド・ザヒド・ハミディ総裁補(国防相)が後継者として有力であると見られていたが、ここに来てナジブ・ラザク総裁(首相)は、ヒシャムディン総裁補(内務相)を後継者に選んだ模様だという。