ミシュランが発表した2014年1-9月期の連結決算は、売上高が前年同期比4.7%減の145億5800万ユーロと低迷した。
乗用車・小型トラック用とトラック用セグメントの販売が回復したため、販売量は同1%増となった。第3四半期は北米の販売が伸びた。
原材料価格の下落で価格を見直したこともあって乗用車・ライトトラック用タイヤと関連事業の売上高は同3.3%減と減収だった。トラック用タイヤと関連事業が同5.8%減、特殊製品事業は同7.3%減だった。
通期の見通しの販売量は、成長見通しを1~2%の範囲で下方修正した。特殊タイヤのトン数ベースは前年並みとなる見通し。同社では、為替レート変動による影響を除外した営業利益が増益になるとしている。同時に、使用総資本利益率11%以上と構造的なキャッシュフロー5億ユーロ以上の目標も据え置く。
資本出計画は2014年が約20億ユーロを維持し、2015年、2016年は下方修正する見通し。