米国の自動車大手、フォードモーターは11月11日、米国ミシガン州のディアボーン工場において、新型フォード『F-150』の生産を開始した。
F-150は、米国のベストセラー車、フォード『F-シリーズ』の中核車種。新型フォードF-150は2014年1月、デトロイトモーターショー14で発表。新型のハイライトは、大幅な軽量化。高張力スチール製フレームに、航空機にも採用されるアルミ素材を使った車体を組み合わせることで、先代比で最大およそ320kgもの軽量化を果たした。
新型F-150のパワートレインは、ガソリンエンジン4種類。5.0リットルV型8気筒や3.5リットルV型6気筒などに加えて、「2.7エコブースト」が新登場。先代F-150には、「3.5エコブースト」が用意されていたが、新型ではさらにダウンサイジングを進め、新開発の2.7リットルユニットを設定する。
11月11日、米国ミシガン州のディアボーン工場では、新型フォードF-150の量産第一号車がラインオフ。米国市場では2014年12月に発売される予定。2015年には、世界90市場に拡大展開される。
フォードモーターのビル・フォード会長は、「新型F-150に祖父のビジョンを継承している。それは、顧客が望む車を、誇りを持って作るということ」と述べている。