ブリヂストンが発表した2014年1-9月期(第3四半期累計)の連結決算は、経常利益が前年同期比9.3%増の3390億円と増益となった。
売上高は同2.3%増の2兆6651億円と増収となった。タイヤ部門が小幅な伸び、多角化部門が好調だった。
主力のタイヤ部門は日本での乗用車・小型トラック用タイヤ、トラック・バス用タイヤの販売本数が前年を上回った。北米や中国も順調だったものの、欧州やアジア・大洋州は横ばいだった。特殊タイヤは鉱山でのタイヤ在庫調整などによる需要回復の遅れで建設・鉱山車両用ラジアルタイヤの販売量はマイナスとなった。
収益では、タイヤ原材料価格が下落した効果などから、営業利益は同7.4%増の3424億円と増益となった。純利益は同15.2%増の2256億円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。