ミシュラン、太田サイトで50周年記念イベント開催…トークショーやクラシックカー展示

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MICHELIN OPEN DAY
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  • ベルナール・デルマス代表取締役社長
  • 左から、NISMO 鈴木豊監督、松田次生選手、日本ミシュランタイヤ・モータースポーツマネージャーの小田島広明氏
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日本ミシュランタイヤは、日本におけるタイヤ販売事業を始めて50周年を記念したイベントを、群馬県にある研究開発センター「太田サイト」で開催した。

ミシュランタイヤは1889年にフランスで設立されたタイヤメーカーだ。1964年に東京の浜松町と羽田空港間に新設されたモノレールにタイヤを納入したのが、日本における第一歩とされている。

今回のイベントは、従業員と家族、近隣の住民に向けたオープンデイ。代表取締役社長のベルナール・デルマス氏は「太田サイトは、日本をはじめアジアにおける研究開発の中核をなす施設。その場でこのようなイベントを開けることを嬉しく思います。今日は仕事を忘れて楽しみましょう」とスピーチを行った。

ゲストとして、今シーズンSUPER GT選手権でミシュランタイヤを履くニスモチームから、鈴木豊監督とドライバーの松田次生選手が登場し、日本ミシュランタイヤ・モータースポーツマネージャーの小田島広明氏と共にトークショーを行った。

全3回のトークショーは、初回をステージで、2回目以降は昨年実際にSUPER GT選手権で走っていた、『ニスモ MOTUL AUTECH GT-R』の前にて行った。その中で鈴木豊監督は「ミシュランとニスモのパートナーシップは良い関係が保たれ、お互いに意見を出し合い常に良いタイヤを供給して頂いている」と語った。ドライバーの松田次生選手は「ミシュランタイヤはバランスも良いので、最高のパフォーマンスが発揮できる。マシンやタイヤの性能に合わせて上手く走らせるのが僕らの仕事。優勝して恩返しをしたい」と来週、ツインリンクもてぎで行われる、SUPER GT最終戦での優勝とシリーズチャンピオン獲得に意欲を見せた。

小田島氏は「マシンやコースの特性、気温などを考慮したタイヤを造りあげるのが難しい。フランスでタイヤ作り、太田でチェックを行いサーキットに持ち込む。タイヤメーカーの開発競争が激しいSUPER GTで勝つのは大変だが、良いタイヤを供給していきたい」とタイヤ開発の難しさを語った。

実際の車両に乗れるコックピットライド、タイヤ交換を行うピットワークシミュレーションなども体験できた。

会場内には、同社の様々なタイヤラインナップを知ってもらうために、建設機械・産業機械用の大型タイヤ、2輪・4輪用タイヤ、飛行機用の特殊タイヤなどを展示。さらにはミシュランが手がける自転車の展示・試乗なども行われた。

さらに、「フレンチマルシェ」と銘打った飲食・物販ブースではバゲットやお弁当、ガレットやノンアルコールワインなどを販売。シトロエン『AK400』や『Hトラック』などの移動販売車や、フランス・ミシュランにゆかりのあるクラシックカーも展示もされた。

広報部の加藤久美子氏は「多くの方に弊社の活動の一端を少しでも知っていただきたいと思い開催しました。次回は全く未定ですが、今後も何かイベントを行っていきたいと考えています」と話した。

《雪岡直樹》

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