全日本モトクロス選手権のファイナルレースとなる第9戦が10月26日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。今大会には、2014年のAMAモトクロス250クラスでランキング3位を獲得した18歳のクーパー・ウェブ(ヤマハ)がスポット参戦。予選では初めて走った日本のコースに少々戸惑い、ミスもあって11位にとどまったが、第1ヒートでAMAライダーとしての本領を発揮する。スタートでは周囲のライダーに先行され中団に埋もれるが、わずか1周で5番手までポジションを回復すると、2周目には3位へ浮上。さらに前を行く小方誠(ホンダ)、成田亮(ホンダ)へそのまま襲いかかると、4周目にはトップに立った。成田が抜き返すなど接近戦が3周ほど続いたが、ウェブはハイペースを維持して後続を引き離し、最終的には20秒近いマージンを築き上げる圧倒的な独走で優勝を飾った。第2ヒートでは、ヤマハが1-2フィニッシュを達成する。トップでゴールしたのはウェブで、ホールショットを奪う完璧なスタートから全日本ライダーたちを圧倒。1周目からリードを広げると、2周目には完全な独走態勢へと持ち込み、そのマージンはゴールした時点で28秒以上にもなっていた。2位には熱田孝高(スズキ)との争いを制した平田優(ヤマハ)が入った。■IA1(ヒート1)1位:クーパー・ウェブ(ヤマハ)2位:成田亮(ホンダ)3位:新井宏彰(カワサキ)4位:平田優(ヤマハ)5位:小方誠(ホンダ)6位:星野優位(ホンダ)■IA1(ヒート2)1位:クーパー・ウェブ(ヤマハ)2位:平田優(ヤマハ)3位:熱田孝高(スズキ)4位:成田亮(ホンダ)5位:新井宏彰(カワサキ)6位:三原拓也(カワサキ)■ライダーズランキング1位:成田亮(ホンダ)419P2位:小方誠(ホンダ)331P3位:新井宏彰(カワサキ)314P4位:熱田孝高(スズキ)313P5位:平田優(ヤマハ)287P6位:三原拓也(カワサキ)240P