フランスの自動車大手、ルノーのモータースポーツ&高性能車部門、ルノースポールは10月21日、ルノースポール『R.S.01』がスペインのサーキットにおいて、一般向けに初走行を披露した、と発表した。ルノースポールR.S.01は2014年8月、モスクワモーターショー14でワールドプレミア。ルノースポールはワンメークレース、「ザ・ワールド・シリーズbyルノー」を開催中。ルノースポールR.S.01は、2015年シーズンの「ザ・ワールド・シリーズbyルノー」参戦マシンとなる。パワートレインは、ルノーと提携関係にある日産自動車のNISMO(ニスモ)が開発したエンジンが搭載される。最大出力は500hp以上。また、シャシーは、ダラーラ製のカーボンモノコック。トランスミッションはSadev製の7速シーケンシャル。タイヤはミシュランの専用品を履く。車両重量は1100kgに抑えられた。このNISMO製エンジンは、日産『GT-R』用の3.8リットルV型6気筒ツインターボがベース。最大出力は500hp以上で、最大トルクは61.2kgm以上。GT-R用ユニットに対して、ドライサンプ化やターボのブースト圧の引き上げが図られた。また、カーボンモノコック構造は、2014年のLMP1規定を満たす安全性が確保される。10月21日、スペイン・ヘレスにおいて、ルノースポールR.S.01が一般向けに初走行を披露。ザ・ワールド・シリーズbyルノーの最終戦に訪れた観客5万8000人を前に、刺激的なサウンドとともにサーキットを駆け抜けた。ルノースポールR.S.01はすでに、3000kmに及ぶ走行テストを行っており、第一号車は2015年3月に引き渡される予定。ヘレスで同車を走行させた元F1ドライバーのアラン・プロスト氏は、「R.S.01は素晴らしい。レーシングカーでありながら、将来の市販車とも密接な関係がある」とコメントしている。
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