米国の自動車大手、フォードモーターは10月24日、2014年第3四半期(7‐9月)の決算を公表した。
同社の発表によると、第3四半期の売上高は、349億ドル(約3兆7740億円)。前年同期の358億ドルに対して、2.5%のマイナス。
また、第3四半期の純利益は、8億3500万ドル(約900億円)。前年同期の12億7200万ドルに対して、34.4%の大幅な減益となった。
大幅な減益となったのは、欧州での工場閉鎖などのリストラ費用を計上したため。また、北米市場における主力ピックアップトラック、『F-150』のモデルチェンジに伴い、現行型の生産を抑制したのも響いた。
第3四半期の世界新車販売は149万3000台で、前年同期比は3.4%減。フォードモーターのマーク・フィールズ社長兼CEOは、「第3四半期、新型車や新技術に対する投資を行った。これらは2015年、強固な収益性を伴う成長につながるだろう」と語っている。