国土交通省は、大型車の通行許可に要する期間を短縮する大型車誘導区間を指定したと発表した。
道路への負担が大きい大型車の通行を、望ましい経路へ誘導することにより、適正な道路利用を促進、道路老朽化への対応を進めるため、2013年6月5日に公布された「道路法等の一部を改正する法律」では、国土交通大臣が大型車両の通行を誘導すべき道路の区間を指定した上で、一定の大型車両に関する通行許可手続を一元的に実施することとしていた。
今回、官報告示で大型車誘導区間を初めて指定した。運用開始は10月27日の予定。
指定した区間を通行する大型車の通行許可には、従来、審査から許可されるまで20日程度かかっていたが、3日間程度に短縮される。
今後、必要に応じ追加指定し、大型車誘導区間の充実を図る。