SUPER GT初のタイ開催は、シーズン大詰め、最終戦ひとつ前のラウンドである。これまでは各車のウエイトハンデ(kg)が原則として獲得ドライバーズポイントの2倍だったが、今回は原則1倍、そして最終戦では原則ノーハンデへと変化するため、そのあたりの影響も受けつつ、シリーズタイトルをかけた戦いは終局へと向かう(ウエイトハンデは100kg上限。GT500クラスに関してのみ、50kgを超えた場合は50kg分を燃料流量リストリクターの調整に置き換える)。
GT300クラスにはスポット参戦の地元チームも含めた22台が参加したが、ポールを奪ったのはスポット参戦チームのポルシェ911、#99 i MOBILE AAS(V.インサラプバサク&A.インペラトーリ/MI)だった。スイス国籍のインペラトーリは、もともと日本のレースで活躍していた選手で、今回はスポット参戦での大金星となった。
2番手には#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太&井口卓人/MI)が続き、GT300はミシュラン1-2かと思われたが、#61は予選終了後、最低地上高の違反によってタイム抹消措置に。予選2位は#3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹&L.オルドネス/YH)、同3位は#7 Studie BMW Z4(J.ミューラー&荒聖治/YH)となった。4~5位には#0 MUGEN CR-Z GT(中山友貴&野尻智紀/BS)、#55 ARTA CR-Z GT(高木真一&小林崇志/BS)と、ホンダCR-Z勢が続いている。