メルセデス・ベンツ日本は9月24日、スマート『フォーツークーペ』などのベルトドライブシステムに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『フォーツークーペ』『フォーツー カブリオ』の2車種で、2008年9月22日~2014年5月21日の間に輸入された4200台。
エンジンのベルトドライブの設計が不適切なため、Vベルトが早期に摩耗するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けるとベルトが切れ、オルタネータやウォーターポンプが停止して警告灯が点灯し、最悪の場合、エンジンが再始動不能となるおそれがある。
全車両、Vベルトを新品、クランクシャフトプーリを対策品に交換する。また、オルタネータの取付けボルト等を新品または対策品に交換。さらに、エンジンコントロールユニットを対策したソフトウェアに変更する。
不具合は42件発生、事故は起きていない。市場からの報告で発見した。