横浜ゴムは、米国のパーカー・ハネフィンからイタリアのマリンホース生産販売会社パーカーMHPを買収したと発表した。
横浜ゴムは、欧州にマリンホースの生産・販売拠点を確立することで、生産能力を強化とカバーする市場を拡大させる。パーカーMHPは今後、「ヨコハマ・インダストリアル・プロダクツ・イタリー」に社名変更する。
マリンホース、は世界的な石油開発の拡大に伴って需要が拡大している。これら需要を取り込み、事業を拡大するため、横浜ゴムは現在、インドネシアにマリンホース生産拠点を建設中で、今回の買収により日本、イタリア、インドネシアの世界3極生産体制を確立する。
横浜ゴムは油圧ホース、コンベヤベルト、マリンホース、防舷材などを扱うMB事業の拡大を目指している。2017年度までにMB事業の海外売上高比率を50%まで引き上げる計画で、今回の買収もこの一環。