【アウトメカニカフランクフルト14】足足足…足回り中心のオートアフターサービス・リペア市場を感じる展示群

自動車 ビジネス 海外マーケット
アウトメカニカ・フランクフルト14
  • アウトメカニカ・フランクフルト14
  • アウトメカニカ・フランクフルト14
  • アウトメカニカ・フランクフルト14
  • アウトメカニカ・フランクフルト14
  • アウトメカニカ・フランクフルト14
  • アウトメカニカ・フランクフルト14
  • アウトメカニカ・フランクフルト14
  • アウトメカニカ・フランクフルト14
9月16日からドイツ・フランクフルト市内の展示会場「メッセ・フランクフルト」で開催されている世界最大の自動車アフターマーケットB2B展示会「アウトメカニカ・フランクフルト14」。

ドイツの国鉄にあたるSバーンの駅を境に東西に全47万5000平米の展示スペースが分かれるのだが、約半分である西側のホール群、ホール8から11のほとんどはアフターサービス向けの設備や機器、工具などが展示されている。

日系企業はほぼ皆無でその多くはヨーロッパのメーカーが中心となっている。アフター整備・リペア市場の日独の差について、日本でのアフターマーケット向けイベント「国際オートアフターマーケットEPXO」の松永博司運営事務局長は以下のように説明してくれた。

「2000年代前半、ドイツは自動車整備事業を行う事業者の数が4~5万程度でしたが、その内訳の半数が自動車ディーラーでした。

日本では約9万の整備事業者の内、1万6000事業所が自動車ディーラーであり、ドイツに比べて法定車検需要に支えられた中小零細事業者が多いことが特徴です。

近年の傾向では、ドイツの独立系整備事業者は、合併して規模を拡大する傾向にあり、昨年開催したオートアフターマーケットサミットの中で2001年に約2万事業所あった独立系整備事業所が10年後の2011年の時点で約7千箇所に減ったことが紹介されました。

年間走行距離も長く、保有期間も長い傾向にあるドイツでは、メンテナンス需要が底堅い市場と言える反面、電子化し高度な整備技術と設備が必要とされることで、法定需要に支えられた日本に比べて、事業規模の大きい整備事業者でないと勝ち残っていけないという背景があるように思います」(松永氏)

一方で、ここアウトメカニカの展示を見て気がつくことは、圧倒的に足回り整備・補修用の機器の展示が多いことだ。そして展示に使われる実車は決まってメルセデスかBMWである。制限速度無制限のアウトバーンの最速車線では200km/hオーバーで走る車がメルセデス・BMWとなる。よって足回りの補修精度は、ここドイツでは重要かつシビアな要件である。

タイヤの組み付けとバランサーの設置、ホイール取り付けのアライメント調整を高い精度で効率的にこなすこと。さらに事故車修理に至ってはフレーム修正の精度がでなければ、ここヨーロッパ、特にドイツでは通用しない。

主催者によればドイツのリペア市場は2.5兆円を超える巨大市場となっている。圧倒的な展示規模はこのような背景から生まれている。
《三浦和也》

編集部おすすめのニュース

特集