イスラム過激派組織「イラクとシリアのイスラム国(ISIS、イスラム国)」のジハード(聖戦)に参加するマレーシア人イスラム教徒が増加しているが、このほど新たに21歳のマレーシア人男性の戦死がシリアで確認された。
ISISのテロ活動に加わったマレーシア人の戦死者はこれで2人目。
マレーシア人参加者のフェイスブックによると、死亡したのはケダ州出身のモハマド・ファドラン・シャヒディ・モハンマド・キルで、シリアのハマ近郊における9日早朝の戦闘の際に、政府軍の戦車から機銃掃射を受け、乗っていたトラックから落ちたという。行動を共にしていた他のマレーシア人同僚4人も負傷した。
最初のマレーシア人の戦死者は、8月19日のシリアでの戦闘で死亡したザイナン・ハリット(通称アブ・トゥロブ=52)。5月にはイラクで爆発物を輸送中だったパハン州出身のアハマド・タルミミ・マリキが、爆発事故で死亡している。