米国の大手自動車部品メーカー、ボルグワーナーは9月5日、中国に9月4日、新工場を開業したと発表した。
ボルグワーナーは、自動車用ターボチャージャー製造の大手として知られる存在。また、排出ガスをクリーンにする技術でも世界をリードしている。
中国の新工場は、上海市の郊外に立地。敷地面積は1万5000平方m。ボルグワーナーとしては、中国で2番目のターボチャージャーの工場となる。
世界の自動車メーカーが、環境対応として、エンジンのダウンサイジング(排気量の縮小)を実施中。そのため、ターボチャージャーの需要は増しており、今後も需要は伸びる見通し。同社は中国でのターボの需要について、2014年の420万基が、2019年には860万基に倍増すると見込む。
新工場で生産されるターボチャージャーは、主に中国内の自動車工場に出荷される予定。ボルグワーナー・ターボシステムズのFrederic Lissalde社長は、「新工場とともに、ターボのトップサプライヤーとして、長期に渡る成長の基礎を築く」と述べている。