日産 松元副社長、追浜工場「稼働率5割でも、悲観はしていない」

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日産自動車の追浜工場
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日産自動車の松元史明副社長は9月8日、追浜工場で行った記者会見で、同工場の稼働率について聞かれ、「5割程度でも、悲観はしていない」と明るい様子で答えた。

その理由は「従業員が自分たちがグローバルの日産を引っ張っているという自負を持っている」からだそうだ。追浜工場はEVの開発地域、新技術・新工法立ち上げやグローバルの展開拠点、グローバル新車・新パワートレインの生産準備という3つの役割があり、海外に教えながら自己発展していく工場と位置づけている。

そのため、「日々新しいことに挑戦し、新しい価値を見出している。そのため、競争力がどんどん上がっている」(松元副社長)という。しかも、グローバルの人材育成拠点として、重要な役目も果たしている。ルノーもここの人材育成制度を参考にし、モロッコに同様の拠点をつくったほどだ。

追浜工場は稼働率が低いが、なくてはならない工場で、グローバル日産の中で大きな存在感を示している。

《山田清志》

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